あとがき

 前作から約一年を費やして、今回第二集を晴れて完成させることができた。 「こんなもので一年? うっそー、信じらんな〜い」などと言われてしまうかもしれない。 悪いことに前作のあとがきで、すでに今作に取り掛かっているというようなことを 書いてしまったため、それでこれかい? などと思われても仕方のないことだと思う。 まあ、時間がかかった理由(言い訳)としては、まず、 『ラヴレター』が思っていた以上に難しかったこと。 今まで結婚について真剣に考えたことがない私が、 いろいろな結婚観のようなものをぶつけあう場面なんて書ける訳がなかった。 そんな訳でしばらく中断していたこと。 次に、今回収録する予定だった作品が、それだけで二十六枚になってしまい、 他のものを収録することが困難になってしまったため断念したこと。 それから、予期せぬ入院と手術。 その他にも没になった作品がいくつかあること。 もっとも大きな原因は、真剣に書いていないこと。 (真剣に取り組んだのは最後のひと月ぐらいなもの)などがあげられる。 書くといっても、実際はアイデアを出す作業に時間を費やすことがほとんどで、 『ラヴレター』を除けば、皆、執筆には、1〜2時間くらいしか要していない。 そんなことは読んでいただければ、すぐにわかることと思う。
 それにしてもつくづく思うのはこれを読んでくれている方々への感謝の念である。 あ、これ本当ね。 読んでくれる人がいればこそ、こうして阿呆なことを延々と書いていられる。 この場を借りてお礼を述べさせてもらいたい。 願わくば、どうか暖かい目で見守りながら、厳しく批評していただきたい。
 それから、私の作品に解説を書いてくれる人を探しています。報酬はありません。 内容や字数は問わないので、どなたか人助けと思ってお願いします。 もしも、書いてやってもいいという天使、いや、神様のような方がおられましたら、 ぜひ、本人に教えてやってください。 ご連絡お待ちしてます。
 あ、それから最後にもうひとつ。 『交差点にて』についてですが、これを書き上げたあとになって テレビで嘉門達夫が、同じように信号機の会話をネタにしていました。 もし、そちらをご覧になった方、決して真似をしたわけではありませんので、 そこらへんお間違いなく。 実はあれでも、だんご3兄弟にヒントを得たものなんです。

平成十一年 四月のある晴れた日
高城好男

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